動脈硬化とは
動脈硬化とは、血液が流れる動脈という血管が、硬くなったり狭くなったりする状態を指します。主な原因は、加齢による体の変化や、血液中に増えすぎた悪玉(LDL)コレステロールです。
健康な血管は、本来ゴムのように弾力があり、血液の流れに合わせてしなやかに伸び縮みします。しかし、年齢を重ねるにつれて、肌や内臓と同じように血管も少しずつ老化し、弾力を失っていきます。この変化の度合いは人それぞれですが、いわゆる「血管年齢」という言葉があるように、加齢とともに動脈硬化は進行しやすくなります。
さらに、血液中の悪玉コレステロールが多い状態が続くと、それが血管の内側にたまり、血管の壁が厚くなって硬くなる原因となります。この状態が進むと「プラーク」と呼ばれる塊が形成され、血管の内側が狭くなったり、プラークが破れて血栓ができたりすることがあります。
血管が狭くなると血液の流れが悪くなり、脳や心臓などの重要な臓器に十分な酸素や栄養が届かなくなる可能性があります。その結果、脳梗塞や心筋梗塞といった、命に関わる重大な病気を引き起こすことがあります。
近年では、再生医療の分野において、幹細胞が血管周囲の炎症を抑えたり、血管や組織の修復を支える働きを持つ可能性が研究されています。これらは将来的な治療の選択肢として期待されていますが、効果の現れ方には個人差があり、すべての方に同様の結果が得られるわけではありません。
血管が狭くなると血液の流れが悪くなり、脳や心臓などの重要な臓器に十分な酸素や栄養が届かなくなる可能性があります。その結果、脳梗塞や心筋梗塞といった、命に関わる重大な病気を引き起こすことがあります。
近年では、再生医療の分野において、幹細胞が血管周囲の炎症を抑えたり、血管や組織の修復を支える働きを持つ可能性が研究されています。これらは将来的な治療の選択肢として期待されていますが、効果の現れ方には個人差があり、すべての方に同様の結果が得られるわけではありません。
動脈硬化になる原因
動脈硬化は、生活習慣や体の状態が重なって起こることが多い病気です。主な原因として、以下のようなものが挙げられます。
・糖尿病
・脂質異常症(高脂血症)
・肥満
・喫煙
・高血圧
これらの状態が続くと、血管の内側に負担がかかり、動脈硬化が少しずつ進行していきます。
動脈硬化が進むと、血管が狭くなった部位につながる臓器にさまざまな症状が現れることがあります。心臓や大動脈だけでなく、首の血管(頸動脈)、腎臓、下肢の血管などでも起こりやすいとされています。
また、コレステロールを多く含む食品の摂りすぎや、偏った食事、運動不足といった生活習慣の乱れも、動脈硬化を進める大きな要因です。これらを改善しないままでいると、症状が進行してしまう可能性があります。
動脈硬化の進行を抑えるためには、日常生活の見直しと早めの対策が重要です。少しでも気になる点がある場合は、医師に相談することをおすすめします。
また、コレステロールを多く含む食品の摂りすぎや、偏った食事、運動不足といった生活習慣の乱れも、動脈硬化を進める大きな要因です。これらを改善しないままでいると、症状が進行してしまう可能性があります。
動脈硬化の進行を抑えるためには、日常生活の見直しと早めの対策が重要です。少しでも気になる点がある場合は、医師に相談することをおすすめします。
動脈硬化で起こりうる病気
- 脳
- 脳梗塞、脳出血、くも膜下出血
- 血管が詰まったり破れたりすることで、脳に酸素や栄養が届かなくなり、神経細胞が障害されます。麻痺や言語障害などの後遺症が残ることもあります。
- 心臓
- 狭心症・心筋梗塞
- 心臓の血管が狭くなる、または詰まることで胸の痛みが起こります。心筋梗塞は突然発症し、早期治療が生死を左右する重大な病気です。
- 大動脈瘤
- 大動脈瘤
- 大動脈の壁がこぶのように膨らんだ状態です。破裂すると大量出血を起こし、命に関わることがあります。
- 腎臓
- 腎硬化、委縮腎、尿毒症
- 腎臓への血流が低下し、老廃物を排出する働きが弱まります。進行すると全身に影響が及びます。
- 末梢動脈(手足)
- 閉塞性動脈硬化症
- 手足の冷えやしびれ、歩行時の痛みなどが現れます。重症化すると歩行障害や、最悪の場合は組織の壊死に至ることもあります。
当院の血管再生医療
動脈硬化症に対する幹細胞治療
当院では開業以来、中高年の方に多くみられる慢性疾患に対して、幹細胞を用いた再生医療に取り組んできました。なかでも糖尿病に対する再生医療を重点分野とし、糖尿病専門医による丁寧なカウンセリングや生活指導を含めた、総合的な診療体制を整えています。
糖尿病と動脈硬化症は密接に関係していることが知られており、糖尿病をお持ちの方では動脈硬化が進行しやすい傾向があります。そのため当院では、糖尿病治療の経験を活かし、動脈硬化症に対する再生医療についても多くの症例に対応してきました。
日本人の死因のうち、脳疾患や心疾患など血管に関わる病気は大きな割合を占めており、その多くが動脈硬化症と関連しているとされています。動脈硬化の進行を抑え、症状の悪化を防ぐことは、将来の健康を考えるうえで重要なポイントです。
一方で、すでに硬くなり狭くなった血管に対して、根本的な改善を目的とした治療法が限られているのが現状です。近年、再生医療の分野では、幹細胞が持つ血管周囲の炎症を抑える働きや、血流環境の改善を支える可能性が研究されています。
当院では、これまでの臨床経験を踏まえ、薬物療法のみでは十分な改善が得られにくい動脈硬化症に対しても、患者様一人ひとりの状態に合わせた再生医療の選択肢をご提案しています。治療の可否や期待できる変化については、診察時に丁寧にご説明し、ご納得いただいたうえで進めていきます。
動脈硬化症に対する
幹細胞治療の流れ
カウンセリング
カウンセリング
まずはカウンセリングで、現在の症状やお悩み、これまでの治療歴についてお伺いします。
その後、医師が診察を行い、お体の状態を確認したうえで、再生医療の内容や治療方法について丁寧にご説明します。ご不明点や不安な点も、この時にお気軽にご相談ください。
血液検査
血液検査
治療の安全性を確認するため、血液検査を行い、ウイルスや細菌などの感染症の有無を調べます。検査結果をもとに、医師が治療の適応を判断し、問題がないと判断された方のみ治療へ進みます。
脂肪の採取(約30分)
脂肪の採取(約30分)
腹部などの皮下脂肪を、数ミリ程度の小さな切開から少量採取します。局所麻酔を行うため、強い痛みを感じることはほとんどありません。処置後は日常生活への影響も最小限です。
細胞培養のプロセス
細胞培養のプロセス
採取した脂肪組織は、当院が委託している国の基準を満たした「特定細胞加工物製造事業所」にて、幹細胞の培養を行います。厳格な管理体制のもとで、安全性に配慮して培養されます。
特定細胞加工物の投与
特定細胞加工物の投与
脂肪採取から約4~5週間後、培養された幹細胞を点滴にて投与します。点滴時間はおおよそ1時間半〜2時間程度です。治療回数に応じて、このステップを繰り返し行います。
動脈硬化は、気づかないうちに進行する病気です
動脈硬化は、自覚症状がほとんどないまま進行することが多い病気です。血管の弾力が失われ、内側が徐々に狭くなっていっても、初期の段階では日常生活に大きな支障を感じないことも少なくありません。
しかし、適切な対策を行わずに放置すると、血流の低下や血管の詰まりが進み、脳梗塞や心筋梗塞、腎機能障害、下肢の血行障害など、命や生活の質に大きく関わる疾患につながる可能性があります。
特に、糖尿病・高血圧・脂質異常症などをお持ちの方では、動脈硬化が加速しやすいことが知られています。「症状がないから大丈夫」「年齢のせいだから仕方ない」と考えている間にも、血管の状態は少しずつ変化しているかもしれません。
現在の標準的な治療では、生活習慣の改善や薬物療法によって進行を抑えることが主な目的となりますが、すでに硬くなり狭くなった血管そのものを回復させる治療法は限られているのが現状です。
近年では、再生医療の分野において、幹細胞が持つ抗炎症作用や血管環境を整える働きに注目が集まっています。再生医療は、動脈硬化の進行抑制や症状の軽減を目指す新たな選択肢として研究・臨床が進められています。
すべての方に同じ効果が得られるわけではありませんが、進行してしまう前に血管の状態を把握し、将来を見据えた対策を検討することが、健康な生活を長く続けるための大切な第一歩です。
「再生医療」をご存知ですか?
動脈硬化でお困りの方へ
当院では、動脈硬化でお困りの方を対象に無料相談を実施しています。ご相談では、以下の内容について丁寧にご説明いたします。
・治療方法やこれまでの治療実績
・当院独自の幹細胞治療技術について
・安全性や考えられるリスク
・個別の治療プランや費用
当院の幹細胞の強み
当院の特徴①
幹細胞治療の新たなステージ
再生医療は分化誘導の時代へ|
関節治療
分化誘導を用いた再生医療なら、
関節軟骨、半月板、骨壊死部分などを
より多く修復させることが可能になります。
必要なところに必要なものを届ける(分化誘導)
『次世代の再生医療』
幹細胞治療の新たなステージへ
次世代の『分化誘導による関節の再生医療』とは
幹細胞の分化
私たちの体には、「幹細胞」と呼ばれる特別な細胞があります。幹細胞は、受精卵のようにいろいろな形に変わることができるのが特徴です。
例えば、神経や血管、骨、血液、筋肉など、必要に応じて体のさまざまな組織に変化することができます。このように「別の組織に変わる力」を分化と呼びます。
簡単にいうと、幹細胞は体の中で「いろいろな細胞に変身できる万能の細胞」なのです。
幹細胞の分化誘導
幹細胞は、神経や骨などさまざまな組織に変わることができますが、どの組織に変わるかを「誘導」することができます。この操作のことを分化誘導と呼びます。
分化誘導を行うことで、投与した幹細胞を最大限に活用でき、修復したい組織の再生能力を高めることが可能になります。
簡単にいうと、幹細胞を「骨に変えたい」「神経に変えたい」と目的に合わせて導くことで、治療の効果をより高められるのです。
安心・安全
幹細胞を特定の組織に分化させる「分化誘導」の過程では、化学物質を使ったり、遺伝子を操作したりすることは一切ありません。私たちの体が本来持っている細胞の力をそのまま活かして治療を行うため、安心して受けていただけます。
分化誘導による関節の再生医療
関節の軟骨には「軟骨下骨(なんこつかこつ)」と呼ばれる土台があります。
幹細胞を分化誘導してこの軟骨下骨を整えることで、その上に新しい軟骨をたくさん作り出すことができ、痛みの改善にも最大限の効果が期待できます。
つまり、関節の軟骨を再生するためには、まずその土台となる軟骨下骨をしっかり整えることがとても重要なのです。
当院の特徴②
冷凍せずに培養するので
幹細胞のクオリティが高い
当院では、幹細胞を投与に合わせてその都度培養しています。
この方法により、常に生き生きとしたフレッシュな幹細胞を使用でき、
生存率や活動力が高い状態で関節に届けることが可能です。
一般的に冷凍保存された幹細胞は、時間が経つと徐々に細胞が減り、生き残った細胞の質も低下してしまいます。
まるで食品と同じで、冷凍よりも「作りたて」が一番おいしく品質も良いのです。
手間はかかりますが、毎回フレッシュな幹細胞を投与できるのは当院独自の方法であり、
治療効果を高める重要なポイントとなっています。
一般的な細胞加工室では
輸送時の冷凍保存でも細胞が死滅
多くの医療機関では、細胞加工室で作り置きされた幹細胞を冷凍保存したまま他の医療機関に輸送しています。
その後、医療機関で解凍して使用しますが、この解凍の過程で多くの細胞が死んでしまい、残った細胞も弱くなってしまいます。つまり、冷凍されたままの作り置き細胞は、投与時の質や生存率が低下しやすいのです。
当院の特徴③
患者様ご自身の血液を使用し
代用血液を使わない安全な培養法
当院では細胞培養時に代用血液は使いません
代用血液(牛血清、人工血清)
当院では、培養に使う血液は必ず患者様ご自身のものだけです。外部の血液や代用血液は一切使いません。ご自身の細胞と血液だけで培養することで、より安全で安心な治療を提供しています。
高い安全性と生存率を実現
CLINIC SHIBUYAでは、幹細胞の培養に必ず患者様ご自身の血液を使用しています。この方法により、化学薬品や他の不純物を含まず、非常に高い安全性と生存率を実現しています。
国内の多くの施設では、牛の血液や人工的に作られた培地(無血清培地)を使って細胞を培養しています。しかし、これらはアレルギーや感染症などのリスクが完全にはゼロではありません。
一方、ご自身の血液を使った培養は高度な技術が必要ですが、その分、細胞は強く生き生きと育ちます。損傷した組織に届けば、修復をしっかりサポートし、高い再生力が期待できます。
自分の血液を使うと、細胞同士の相性も良く、より元気な細胞が育つのです。やはり「自分のもの」を使う方が、体にとっても自然で安心です。
当院の特徴④
幹細胞の抽出に先端技術
化学薬品・添加物を使わない
独自の分離シート
当院では細胞培養時に化学薬品や添加物は使いません
- 脂肪分解酵素(化学薬品)
- 添加物
高い安全性と安心感/オリジナル培養技術
- 独⾃の分離シートを使⽤し、強い⽣命⼒を持った幹細胞の培養が可能に。
- 一般的な分解酵素(化学薬品)を使用した培養方法では、細胞が弱く生存率は低くなります。また、アレルギーも懸念されます。
当院の特徴⑤
高い生存率と活動率を実現
幹細胞の生存率と活動率
再生医療で幹細胞を使う際に、特に注目すべきなのが幹細胞の生存率と活動率です。実は、同じ「幹細胞治療」といっても、医療機関によって細胞の培養方法はさまざま。一律ではありません。
そのため、投与される幹細胞がどれだけ元気で生き生きしているか、つまり効果がどのくらい期待できるかも、医療機関ごとに大きく違ってきます。幹細胞の生存率や活動率が低いと、せっかくの再生医療でも十分な効果が得られない可能性があります。
ここからは、幹細胞の生存率と活動率とは何かをわかりやすく説明していきます。
生存率とは
生存率とは、培養された幹細胞のうち実際に生きている細胞の割合のことを指します。簡単にいうと、幹細胞がどれだけ「元気に生き残っているか」を示す数字です。
当院の幹細胞培養
一般的な培養
活動率とは
活動率とは、生存している幹細胞がどれだけ活発に働けるかを示す割合です。
当院の幹細胞培養
一般的な培養
いくら生存率が高くても、元気のない弱い細胞では十分な効果を発揮できません。活動率が低い細胞が多いと、幹細胞が体内で定着しにくくなり、再生医療の効果も十分に得られなくなります。
当院の特徴⑥
採取する脂肪の量が少ない
(米粒2~3粒程度)
そのため体への負担が少ない
当院では、下腹部を約1センチ切開し、米粒2~3粒程度の少量の脂肪を採取します。採取した脂肪から幹細胞を抽出・培養し、1,000万個~1億個に増殖させてから体内に注入します。(投与方法により、点滴・関節内注射・脊髄腔内注射で使用する細胞数は変わります)
少ない脂肪量で培養するため、傷も小さく痛みもほとんどなく、身体への負担を最小限に抑えられます。
当院の特徴⑦
1億個以上の細胞を投与できるため
治療成績が良好
当院では、幹細胞を冷凍せずに投与に合わせてその都度培養しています。そのため、常に高い生存率の幹細胞を患者さまに届けることが可能です。
さらに、投与する幹細胞の数も重要です。例えば、1,000万個よりも1億個の幹細胞を投与した方が、軟骨がより多く再生されることが確認されています。
より多く、元気な幹細胞を届けることで、再生医療の効果を最大限に引き出せるのです。
治療成績の比較
(軟骨再生の場合)
一般的な培養
BEFORE幹細胞投与前
薄い茶色の部分は骨がむき出しになっているね
幹細胞投与
AFTER幹細胞投与6か月目
白い部分が新しく軟骨が再生されたんだ!
当院の治療
BEFORE幹細胞投与前
薄い茶色の部分は骨がむき出しになっているね
幹細胞投与
AFTER幹細胞投与6か月目
白い部分が新しく軟骨が再生されたんだ!
治療詳細情報
治療内容
自己脂肪由来間葉系幹細胞を用いた細胞治療(膝関節内注射)。
冷凍せずに投与に合わせてその都度培養するので、幹細胞の高い生存率を誇ります。
治療期間・回数
研究結果によると、効果は投与後3〜6ヶ月から現れます。
費用
・2,500万個:1,320,000円(税込)
・5,000万個:1,540,000円(税込)
・1億個:1,980,000円(税込)
※自由診療となります
※別途、カウンセリング料(初診料)3,300円(税込)と血液検査料11,000円(税込)が必要です。
※1回投与の価格となります。投与回数が増えると割引が適用されます。
主なリスク・副作用
・治療部位の痛み、腫れ、内出血(一般的に数日で改善)
・感染症(極めて稀ですが、細胞培養時や投与時に感染が起こる可能性があります)
・アレルギー反応(自家細胞のため極めて稀です)
・効果の個人差(症状や年齢により効果に差が出る場合があります)
※上記の画像は、論文「injection of mesenchymal stem cells for the treatment of osteoarthritis of the knee: a proof-of-concept clinical trial」に
掲載されていた画像の引用となります。
この研究では高用量(1億個)の幹細胞投与群で最も良い結果が得られています。効果には個人差があります。詳細については当院へお問い合わせください。
動脈硬化症に対する
幹細胞治療のメカニズム
ホーミング効果
点滴などで体内に入った幹細胞は、血液の流れに乗って全身を巡ります。
その中で、炎症やダメージが起きている血管を感知すると、
必要な場所へ自然と集まり、修復を助ける働きをします。
パラクライン効果
幹細胞は、自らが変化するだけでなく、
サイトカインやエクソソームと呼ばれる情報物質を放出します。
これらが周囲の細胞に働きかけることで、
・炎症を落ち着かせる
・傷ついた細胞の回復を促す
・血管環境を整える
といった良い影響が連鎖的に広がっていきます。
動脈硬化症に対する
幹細胞治療で期待できる効果
幹細胞治療では、動脈硬化に対して主に以下の3つの効果が期待されています。
①炎症抑制作用
動脈硬化は、血管の中で慢性的な炎症が続くことで進行します。幹細胞が分泌する物質には、炎症を鎮めたり、酸化ストレスを軽減したりする働きがあります。
これにより、血管内にたまった脂質や炎症細胞の処理が進み、動脈硬化の原因となるプラーク(血管内のコブ状の塊)が不安定になるのを防ぎ、血管の状態を落ち着かせることが期待されます。
②組織修復作用
幹細胞は、傷ついた血管の内側を覆う細胞(血管内皮細胞)や、血管の構造を支える細胞へと変化する可能性があります。
その結果、
・血管の内側がなめらかになる
・プラークを覆う部分がしっかりして破れにくくなる
といった変化が起こり、心筋梗塞や脳梗塞につながるリスクの低下が期待されます。
③血管新生(血流改善)作用
幹細胞から分泌される成分のひとつに、血管を新しく作る働きを持つ因子(VEGFなど)があります。これにより、動脈硬化で血管が細くなったり詰まりかけたりしている部位の周囲に、新たな血管(側副血管)が形成され、血液の通り道が増える可能性があります。
血流が改善することで、酸素や栄養が行き渡りやすくなり、周囲の組織の健康維持につながります。
動脈硬化撃退の秘密兵器
「 LDLアフェレシス 」
LDLコレステロール・中性脂肪を
根こそぎ除去!
動脈硬化の大きな原因のひとつが、LDLコレステロールや中性脂肪の増加です。これらの脂質が血管の内側に入り込み、蓄積していくことで、血管の内腔に「プラーク」と呼ばれる塊が形成されます。
この状態が進行すると、血流が妨げられ、心筋梗塞や脳梗塞などの重大な病気につながる可能性があります。
LDLアフェレシスは、血液を体外に取り出し、動脈硬化に関係する脂質だけを選んで取り除く治療です。特殊な吸着フィルターを使用することで、血液中のLDLコレステロール、中性脂肪といった、血管に負担をかける成分を効率的に除去します。
薬だけでは十分に改善しにくい脂質異常に対して、直接血液環境を整えるアプローチとして用いられています。
再生医療×LDLアフェレシス 併用のシナジー
当院の血管再生医療では、治療の下準備としてLDLアフェレシスを行うことを重視しています。まず血液中に蓄積した動脈硬化の原因となる成分を減らし、血流や血管内の環境を整えたうえで、幹細胞や培養上清エクソソームを投与することで、それぞれの治療効果を引き出すことを目指しています。
従来行われてきた血液浄化療法の中には、物質の大きさを基準に血液成分を分ける方法があります。この場合、目的以外の成分まで一緒に除去されてしまう可能性があります。
一方、LDLアフェレシスは、成分の大きさではなく性質に着目し、LDLコレステロールや中性脂肪といった動脈硬化に関係する脂質を選んで取り除く治療です。そのため、アルブミンなど体に必要な成分は保たれやすく、動脈硬化の改善を目的とした、より的を絞った血液浄化治療といえます。
LDLアフェレシス後は、血液中のLDLコレステロールや中性脂肪の数値が下がることが期待されます。それに加えて、血管の内側で動脈硬化に関与する、酸化したコレステロールや炎症に関わる細胞成分の影響を軽減する効果も見込まれます。
こうした変化により、短期間の数値改善だけでなく、時間をかけて進行する動脈硬化を抑えることを目的とした治療として活用されています。
料金表
消費税込みの総額です。採血、PRP作成、注入施術に関する費用は全て含まれております。
- 投与数1億個まで 1回
- 1,980,000円
- 投与数2億個まで 1回
- 3,520,000円
※別途、カウンセリング料(初診料)2,200円(税込)と血液検査料11,000円(税込)が必要です。
リスク・副作用について
・ 脂肪採取(脂肪吸引)に伴うリスク:脂肪採取は主に腹部や太ももなどから行われ、処置後に痛みや腫れ、内出血がみられることがあります。皮膚が一時的に硬く感じられたり、感覚が鈍くなったりする場合もありますが、多くは時間とともに改善します。まれに感染や皮膚の凹凸が生じることもあります。
・ 投与に伴うリスク:幹細胞や培養上清エクソソームの投与後には、注射部位の痛み、赤み、腫れ、内出血などが起こることがありますが、通常は数日から数週間で落ち着きます。関節内へ投与した場合、一時的に関節の腫れや痛みが強くなることがあります。
・ その他:本治療はご自身の細胞を使用するため、重いアレルギー反応はきわめて稀とされています。ただし、細胞の培養や加工に使用する薬剤に対して反応が出る可能性を完全に否定はできません。また、治療効果には個人差があり、期待した効果が得られない場合もあります。
Q&A よくあるご質問
動脈硬化とは、血液が流れる動脈という血管が硬くなったり狭くなったりする状態を指します。主な原因は、加齢による体の変化や血液中に増えすぎた悪玉(LDL)コレステロールです。
健康な血管は本来ゴムのように弾力があり、血液の流れに合わせてしなやかに伸び縮みします。しかし、年齢を重ねるにつれて血管も少しずつ老化し、弾力を失っていきます。さらに、悪玉コレステロールが血管の内側にたまると、「プラーク」と呼ばれる塊が形成され、血管が狭くなったり血栓ができたりすることがあります。
動脈硬化は、生活習慣や体の状態が重なって起こることが多い病気です。主な原因として、以下のようなものが挙げられます。
・糖尿病
・脂質異常症(高脂血症)
・肥満
・喫煙
・高血圧
これらの状態が続くと、血管の内側に負担がかかり、動脈硬化が少しずつ進行していきます。また、コレステロールを多く含む食品の摂りすぎや、偏った食事、運動不足といった生活習慣の乱れも、動脈硬化を進める大きな要因です。
動脈硬化が進行すると、血管が狭くなった部位につながる臓器にさまざまな症状が現れることがあります。主な病気として以下が挙げられます。
脳:脳梗塞、脳出血、くも膜下出血(麻痺や言語障害などの後遺症が残ることも)
心臓:狭心症、心筋梗塞(突然発症し、早期治療が生死を左右する)
大動脈:大動脈瘤(破裂すると大量出血を起こし、命に関わる)
腎臓:腎硬化症、萎縮腎、尿毒症(全身に影響が及ぶ)
末梢動脈:閉塞性動脈硬化症(手足の冷えやしびれ、歩行障害など)
これらは命に関わる重大な病気であり、早めの対策が重要です。
はい。動脈硬化は初期段階ではほとんど症状が出ないことが多く、気づかないうちに進行しているケースが少なくありません。血管の弾力が失われ、内側が徐々に狭くなっていっても、初期の段階では日常生活に大きな支障を感じないこともあります。
症状が現れたときには、すでに血管が大きく狭くなっていることもあります。特に、糖尿病・高血圧・脂質異常症などをお持ちの方では、動脈硬化が加速しやすいことが知られています。「症状がないから大丈夫」「年齢のせいだから仕方ない」と考えている間にも、血管の状態は少しずつ変化しているかもしれません。
当院では、幹細胞を用いた再生医療による動脈硬化症の治療に取り組んでいます。近年、再生医療の分野では、幹細胞が持つ血管周囲の炎症を抑える働きや、血流環境の改善を支える可能性が研究されています。
幹細胞治療では、患者様ご自身の脂肪組織から採取した幹細胞を培養し、点滴にて投与します。幹細胞は体内を巡り、炎症やダメージが起きている血管を感知すると必要な場所へ自然と集まり(ホーミング効果)、修復を助ける働きをします。
また、幹細胞はサイトカインやエクソソームと呼ばれる情報物質を放出し、周囲の細胞に働きかけることで(パラクライン効果)、炎症を落ち着かせたり、傷ついた細胞の回復を促したり、血管環境を整える効果が期待されます。
当院では開業以来、中高年の方に多くみられる慢性疾患に対して、幹細胞を用いた再生医療に取り組んできました。特に糖尿病に対する再生医療を重点分野とし、糖尿病専門医による丁寧なカウンセリングや生活指導を含めた、総合的な診療体制を整えています。
糖尿病と動脈硬化症は密接に関係しており、糖尿病をお持ちの方では動脈硬化が進行しやすい傾向があります。そのため当院では、糖尿病治療の経験を活かし、動脈硬化症に対する再生医療についても多くの症例に対応してきました。
また、当院では治療の下準備として「LDLアフェレシス」を行うことを重視しています。血液中に蓄積した動脈硬化の原因となる成分を減らし、血流や血管内の環境を整えたうえで幹細胞を投与することで、それぞれの治療効果を引き出すことを目指しています。
LDLアフェレシスは、血液を体外に取り出し、動脈硬化に関係する脂質だけを選んで取り除く治療です。特殊な吸着フィルターを使用することで、血液中のLDLコレステロール、中性脂肪といった血管に負担をかける成分を効率的に除去します。
従来行われてきた血液浄化療法の中には、物質の大きさを基準に血液成分を分ける方法があり、目的以外の成分まで一緒に除去されてしまう可能性がありました。一方、LDLアフェレシスは、成分の大きさではなく性質に着目し、LDLコレステロールや中性脂肪といった動脈硬化に関係する脂質を選んで取り除きます。
そのため、アルブミンなど体に必要な成分は保たれやすく、動脈硬化の改善を目的とした、より的を絞った血液浄化治療といえます。薬だけでは十分に改善しにくい脂質異常に対して、直接血液環境を整えるアプローチとして用いられています。
当院の血管再生医療では、治療の下準備としてLDLアフェレシスを行うことを重視しています。まず血液中に蓄積した動脈硬化の原因となる成分を減らし、血流や血管内の環境を整えたうえで、幹細胞や培養上清エクソソームを投与することで、それぞれの治療効果を引き出すことを目指しています。
LDLアフェレシス後は、血液中のLDLコレステロールや中性脂肪の数値が下がることが期待されます。それに加えて、血管の内側で動脈硬化に関与する、酸化したコレステロールや炎症に関わる細胞成分の影響を軽減する効果も見込まれます。
こうした変化により、短期間の数値改善だけでなく、時間をかけて進行する動脈硬化を抑えることを目的とした治療として活用されています。このように、再生医療とLDLアフェレシスを併用することで相乗効果(シナジー)が期待できます。
糖尿病・高血圧・脂質異常症をお持ちの方や、動脈硬化の進行が指摘されている方、将来的な脳・心血管疾患が心配な方などが対象となることがあります。
特に、糖尿病・高血圧・脂質異常症などをお持ちの方では、動脈硬化が加速しやすいことが知られています。現在の標準的な治療では、薬物療法のみでは十分な改善が得られにくい動脈硬化症に対しても、患者様一人ひとりの状態に合わせた再生医療の選択肢をご提案しています。
適応については診察と検査を行ったうえで判断します。まずはお気軽にご相談ください。
年齢だけで治療の可否が決まることはありません。全身状態や基礎疾患の有無、検査結果を踏まえて、医師が総合的に判断します。
進行してしまう前に血管の状態を把握し、将来を見据えた対策を検討することが、健康な生活を長く続けるための大切な第一歩です。まずはご相談ください。
「再生医療」をご存知ですか?
動脈硬化でお困りの方へ
当院では、動脈硬化でお困りの方を対象に無料相談を実施しています。ご相談では、以下の内容について丁寧にご説明いたします。
・治療方法やこれまでの治療実績
・当院独自の幹細胞治療技術について
・安全性や考えられるリスク
・個別の治療プランや費用
血管の未来を、今から考えるという選択
動脈硬化は、気づかないうちに少しずつ進行し、将来の健康に大きな影響を及ぼす可能性があります。「まだ症状がないから」「年齢のせいだから」と見過ごしてしまいがちですが、血管の状態を知り、早めに向き合うことが、健康な毎日を長く続けるための大切な一歩です。
当院では、これまでの臨床経験をもとに、患者様一人ひとりの状態や生活背景に寄り添いながら、再生医療を含めた幅広い選択肢をご提案しています。治療ありきではなく、現在の状態を正しく理解し、将来を見据えた判断をしていただくことを大切にしています。
少しでも気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。あなたのこれからの健康を、私たちは長期的な視点でサポートします。
access 診療時間・アクセス
診療案内
- 診療科目
- 美容皮膚科、美容形成、形成外科、再生医療
- 診療時間
- 10:00-13:00、14:00-19:00
(完全予約制) - 休診日
- 火曜日、木曜日、不定休
※最終受付時間は30分前になります。
| 診療科目 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10:00-13:00 | ○ | × | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 14:00-19:00 | ○ | × | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ |
担当医
| 担当医 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 新里 | 休診 | 吉井※ 石川 |
休診 | 新里 | 吉塚 | 朴※ 山田※ |
※不定期
アクセス
〒150-0002
東京都渋谷区渋谷1-23-18渋谷ワールドイーストビル10階
JR渋谷駅から徒歩4分